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外壁にコケが生える原因と生えにくい壁について

2024.06.13
コケが生えた外壁はあまり美しいものではありません。

コケが外壁に生えると、美観はもちろん、外壁の寿命にも影響を与える可能性があるのをご存じでしょうか。

コケは生えやすい環境があるため、一度生えているのを見かけたらまた生えてくるかもしれません。



今回は、外壁にコケが生える原因や生えにくい壁についてご紹介します。



◻︎外壁にコケが生える原因



1.湿気が溜まりやすい



外壁の北側は太陽光が当たりにくく、湿気が溜まりやすい場所です。

コケは湿気を好む生物であり、このような環境はコケにとって絶好の繁殖地となります。

年に一度は目視で確認し、湿気を取り除く対策を施すと良いでしょう。



また、夏場の湿度が高い時期には湿気対策を強化することで、コケの発生を抑制できます。



2.コケが目立ちやすい外壁の色



白や黒の外壁は、コケが目立ちやすい色です。

外壁の色を変更することで、コケの目立ちにくさを手に入れられます。



また、定期的な塗り替えも、コケが目立つ問題を解消する有効な手段となります。



3.自然環境の影響



山や森に囲まれた環境では、コケの胞子が多く発生します。

都会よりもコケが生えやすい条件が整っているため、注意が必要です。

植物が多い庭や周囲に緑が多い場合、コケの胞子が飛びやすくなるため、定期的な清掃が必要です。



4.外壁の凹凸



外壁に凹凸が多いと、水が溜まりやすくなります。

これが湿気を生む原因となり、コケが繁殖しやすくなります。

凹凸が多い外壁は、特に雨季に注意が必要であり、雨水が溜まらないような設計や改修が求められます。



5.塗装の劣化



塗装が劣化すると、コケに対する防御力が下がります。

塗装の劣化が進むと、コケだけでなく他の微生物や虫なども寄り付きやすくなります。

これを防ぐには定期的に外壁を塗り替えましょう。



◻︎コケが生えやすい外壁と生えにくい外壁



*コケが生えやすい外壁



艶消し外壁やモルタル外壁は、表面の凹凸や水の吸収性が高く、コケが生えやすい環境を作り出します。

これらの外壁材は、見た目や耐久性で選ばれることが多いですが、コケに対する弱点も理解しておく必要があります。



*コケが生えにくい外壁



一般的にサイディングや艶あり塗装の外壁は、表面が滑らかで水を含みにくいため、コケが生えにくいとされています。

これらの外壁材は、初めからコケが生えにくい設計がされているため、長期的なメンテナンスが楽とも言えます。



◻︎まとめ



外壁にコケが生える原因やコケが生えやすい外壁と生えにくい外壁について見てきましたが、これにはどうしようもない原因とどうにかできる原因があります。



とはいえ、外壁はやはり美しさも大切ですから、コケだけを考えるわけにもいきません。

美しさや耐久性などのバランスを考えながら外壁について考えてみましょう。
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