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スレート瓦の屋根塗装における縁切りの必要性と不要な屋根の見分け方をご紹介します!

2023.08.06
突然ですが、スレート瓦の屋根塗装では、「縁切り」の作業が重要です。
本記事では、スレート瓦の屋根塗装における縁切りの必要性と、縁切りが不要な屋根の見分け方について解説します。
屋根塗装を検討している方や縁切りについて疑問をお持ちの方は、ぜひ最後までご一読ください。
 

□スレート瓦の屋根塗装における縁切りの必要性について解説します!

 
スレート瓦の屋根をローラーで塗装すると、瓦が重なっている部分に塗料が入り込み、そのまま乾燥すると瓦が重なっている部分が塗料で埋まってしまいます。
縁切りとは、スレート瓦の重なっている部分の隙間の塗膜を切って隙間を作る作業のことを指し、瓦同士の接着を防ぐための作業です。
縁切りしないと、塗料が瓦にくっついて瓦同士の接着が強くなりすぎてしまうため、屋根の耐久性や通気性が損なわれる恐れがあります。
 
スレート瓦に隙間がなく屋根の通気性がない状態の場合、スレート瓦と屋根の防水シートの間に雨水が浸入して、雨漏りの原因へと繋がります。
雨漏りは症状が出るまで発見が難しく、気が付いた時には重症化していることが多い、住宅トラブルの代表例です。
縁切りは隙間の塗膜を1つ1つ切っていく大変な作業ですが、しなかった場合に住宅に与える影響が大きいので、スレート瓦の屋根の場合は縁切りすると安心です。
 

□縁切りが不要な屋根の見分け方をご紹介します!

 
スレート瓦において縁切りは一般的に必要とされる作業ですが、縁切りが不要な場合もあるため、以下のポイントに注意してみてください。
 

*屋根がスレート瓦ではない

 
スレート瓦以外の材質の屋根、例えば金属屋根やセラミック屋根では、通常縁切りが不要です。
これは、材質自体が塗料との相性が良く、瓦同士の接着が問題とならないためです。
 

*瓦の形状が特殊

 
例えば勾配が急な屋根の場合、傾斜のおかげで水はけがよく多量もたまりにくいため、縁切りが不要です。
また、魚の鱗のような形状や凹凸のあるデザインの場合も、特殊な形状によって瓦同士の接着力が高まり、縁切りしなくても塗料が飛び散ることが少ないため縁切りは不要です。
 

*屋根の年数や劣化状況

 
古い屋根や劣化が進んでいる屋根の場合、縁切りが不要な場合があります。
それは、古い瓦や劣化した瓦の表面には、多くのキズや亀裂が生じているため、塗料がしっかりと付着したり、先端が反りあがっていて3mm〜5mmほどの隙間ができていたりする場合です。
 

□まとめ

 
スレート瓦の屋根塗装において、縁切りは重要な作業であり、通気性や耐久性の確保に寄与します。
ただし、縁切りが必要ない場合もあるので、材質や形状、劣化状況を考慮し判断することが重要です。
本記事が、屋根塗装に関して悩まれている方の参考になりましたら幸いです。
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